毎月、金額だけが違う請求書を10社分つくる|各社のやり方を並べた
毎月、金額だけが違う請求書を10社分つくる|各社のやり方を並べた

毎月はじめに、10社へ請求書を出す。取引先も品目も先月とおなじで、金額だけが毎月ちがう。

このとき使うのが「複製」です。複製とは、前に作った請求書をそのままコピーして、新しい請求書を1枚作る操作をいいます。取引先名も品目も入った状態で出てくるので、金額だけを直せば今月分になります。

ただ、ここで注意しなければいけないのが、コピーは出来ても、金額等を変更する作業は必要になるということです。 7サービスの公式ヘルプを読みました。コピーは10枚まとめて作れる会社がありますが、金額はどの会社でも1枚ずつ入れます。どこまでがまとめてでき、どこから1件ずつになるのかを、公式の記述のまま並べます。

※ 内容はすべて 2026年9月7日 に各社の公式サイト・公式ヘルプで確認したものです。比較サイトやアフィリエイト記事は根拠に使っていません。

この記事は請求書メーカー(複数の請求書を1画面でまとめて編集できるツール)をつくる過程で調べたものです。

毎月の請求書を作る方法は、公式には2通りありました

「複製」と「自動作成」の2つです。 どちらも前の月の内容を引き継ぎますが、始まり方が違います。この2つの違いをいちばんはっきり書いていたのはINVOYでした。

複製は保存された帳票の内容をコピーする機能です。再発行や内容を編集して新たに作成する場合に使用してください。(INVOY)

自動作成は、同じ内容の請求書を翌月以降に自動で作成し保存する機能です。(INVOY)

複製は自分が押したときに1枚できる操作、自動作成は登録しておけば毎月かってにできる操作です。金額が毎月ちがう仕事では、どちらを選んでも今月の数字を自分で入れることになります。

自動作成のほうがどこまで自動になるのかは、定期請求はどこまで自動になるのかを調べた記事にまとめました。この記事では、請求書をコピーする操作と、そこへ今月の金額を入れる操作を見ていきます。

複製にあたる機能は、7サービスすべてにありました。呼び名だけが違います。

サービス機能の呼び名
freee請求書複製
Misoca同じ内容で請求書を複製する
マネーフォワード クラウド請求書複製 / 変換
INVOY複製
board案件コピー
MakeLeaps複製
ジョブカン見積/請求書コピー(流用)

10社分をまとめてコピーできるサービスが2つありました

7サービスのうち2つは、複数をまとめて選んで一度にコピーできます。 ジョブカン見積/請求書は請求書を最大25件、boardは案件を最大20件です。残り5サービスは、探した範囲のヘルプでは1枚ずつの手順しか書かれていませんでした。

ジョブカン見積/請求書は、一覧でチェックを付けてからコピーします。

[請求書の一覧]画面が表示されます。流用元になる請求書のチェックボックスにチェックを付けます。(ジョブカン見積/請求書)

同時にコピーできるのは25件までです。(ジョブカン見積/請求書)

取引先が10社なら、10枚のチェックを付けて1回コピーすれば済みます。 終わると「〇件の請求書をコピーしました」と表示されます。

boardがコピーするのは請求書ではなく「案件」です。案件とは、1件の仕事について見積書・発注書・請求書をまとめて置いておく単位のことをいいます。

*一度の操作でコピーできるのは最大20件です。(board)

残り5サービスは、ヘルプの手順の1番目が「1枚を選ぶ」でした。 freee請求書はこう書いています。

1. コピーしたい帳票を一覧からクリックします。 2. [その他]→[複製]ボタンをクリックします。 3. 内容を編集し、[保存]ボタンをクリックします。(freee請求書)

1枚の請求書をクリックするところから始まるので、10社なら3ステップを10回くり返します。

「1枚ずつ」と書いたのは、できないという意味ではありません。探した範囲のヘルプに、まとめてコピーする手順が書かれていなかった、という意味です。

出てくるのは先月の金額で、直す画面は1件ずつでした

コピーすると明細と金額はそのまま引き継がれ、日付と請求書番号だけが新しくなります。 そして金額を直す画面は、7サービスとも1枚ずつ開きます。

引き継ぐ項目を一覧で書いていたのはマネーフォワード クラウド請求書です。

明細: 引き継がれる(マネーフォワード クラウド請求書)

帳票番号: 引き継がない / 請求日/支払い期限: 引き継がない(マネーフォワード クラウド請求書)

先月の金額が入ったままの請求書ができる、ということです。Misocaも日付まわりだけが変わると書いています。

請求日付、支払期限、請求書番号が自動で変更されているので確認してください。(Misoca)

日付は直さなくてよい代わりに、金額は必ず自分で直します。 その直す場所が、各社とも編集画面でした。マネーフォワード クラウド請求書の手順の3番目です。

複製された請求書の内容を確認し、必要に応じて品目などを編集します。(マネーフォワード クラウド請求書)

Misocaも同じで、複製すると編集画面が開きます。

内容を確認して保存します。請求書の編集画面が開きます。(Misoca)

ジョブカン見積/請求書の25件コピーも、ヘルプの手順は「〇件の請求書をコピーしました」の表示で終わっています。コピーの途中で金額を入力する手順は、そこには書かれていませんでした。

boardは、金額を月ごとに直せることを明記しています。

書類編集画面で、請求書のタブが年月ごとに分かれており、各月ごとの請求書はそれぞれ独立しています。そのため、対象の月を選択して内容を更新すれば、その月の金額のみ変更できます。(board)

その月を選んで開けば、その月だけ直せます。 裏を返すと、10社ぶんを直すには10回ひらく操作が要ります。

boardは、金額が毎月ちがう場合の使い方まで書いていました。

毎月の金額が変わる場合、平均的なおおよその金額を入れておくことで、ある程度の見込みを把握できるようにする運用を推奨しています。(board)

先に見込みの金額を入れておき、金額が決まったらその月の請求書を開いて書き直す。 boardはこの手順をすすめています。

各社の内容をまとめると、請求書のコピーは10枚まとめて作れる会社がありますが、金額を入れる画面は7サービスとも1件ずつでした。 取引先が10社なら、金額を打ち込むために請求書を10回ひらくことになります。

すでに作ってしまった請求書をまとめて直せるかどうかは、複数の請求書の金額をまとめて直す方法を調べた記事に書きました。

金額を直し終えた10枚を、一覧からまとめてメールで送れるかどうかは、請求書の一括メール送信ができるサービスと、必要なプランを調べた記事にまとめました。この記事は請求書を作る操作の話で、そちらは作り終えたあと送る操作の話です。できあがった請求書をまとめてPDFで出すときの上限件数は、各社の上限件数を調べた記事に書きました。

私たちがつくっているものの話

ここからは自分たちの話なので、興味がなければ読み飛ばしてください。

10社ぶんの請求書を作る作業は、請求書を10枚コピーする作業と、その10枚に今月の金額を打ち込む作業に分かれます。コピーする作業は、ジョブカン見積/請求書のように1回の操作で10枚そろう会社があります。金額を打ち込む作業は、調べた7サービスとも請求書を1枚ずつ開いて行う操作でした。

そこで私たちは、金額を打ち込む作業を短くする道具を作っています。10社ぶんの請求書を10画面ではなく1画面に縦に並べて、金額の欄をつづけて入力できるようにしました。 上から順に数字を打ち、打ち終わったらまとめてPDFに出します。

毎月まったく同じ金額でよいなら、この道具は要りません。自動作成を登録しておくほうが早いです。私たちが向き合っているのは、毎月10社ぶんの数字を打ち直す必要がある人の作業時間です。

複数の請求書を、1画面でまとめて編集できるツールをつくっています

取引先ごとの請求書を1画面に並べて、その場で金額や明細を直せます。直したらまとめてPDFに出力。URLを開くだけで使えて、インストールもログインも要りません。月額はかからない買い切りで、インボイス制度の記載事項に対応したPDFを出力します。

請求書メーカーの詳細と無料デモを見る

モニター価格 10,000円(税別)・先着5名様まで/購入前に実際に触れるデモをご用意しています

この記事で参照した公式ページ(すべて2026年9月7日確認)

※ 仕様やプランの条件は変更されることがあります。設定する前に各社の公式ページで最新の記載をご確認ください。